如月歌会【令和三年】

2月は温さ寒さの入れ替わりが激しく、気ままな春に弄ばれてあっという間に過ぎ去った
感があります。そして例年通り、花粉に目や鼻を攻め立てられる季節がやってきました。
ただ救いはコロナ感染が少しづつ終息に向かいつつ有ることでしょうか!

3ヶ月ぶりに支部歌会を開催することができました!
誌上のお歌を自分なりに忖度し鑑賞するだけでは、やはり推し量り難い事が多くあります。
作者本人から説明される歌の真意は、心から同意できたり、納得したり、疑問を持ったり
微妙な差異があって、顔を突き合わせ意見交換する中から、より情趣のあることばや描写
を導き出していく過程が、この上なく楽しい時間となります。

月に一度の歌会が、今年は滞りなく開催できることを祈ってやみません!

<2月号誌上より>

・天かける白鳥に似し雲ひとつ大和へ消ゆる秋日和なり(金丸満智子)

・里山を拓きて成りし新道に四季吹きわたる緑風あり(井口慎子)

・もみぢせる桜のそばの慰霊碑に白菊手向け無口に礼す(山本浩子)

・白杖を馬手に持ちたる背の君の弓手は妻に預け歩めり(中川りゅう)

・三人目の曽孫に会ひて人の世に生くるよろこび想ふ秋なり(中川寿子)

・薄紅のコスモスゆるる散歩みち遠山に日は傾かむとす(後藤まゆみ)

・ゆくりなく夜さを忍びて来る冷えに椿は八重の花弁解きたり(中世古悦子)

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