令和元年 皐月歌会

うれしいお知らせです。また新しいメンバーをお迎えすることになりました。5月より鈴鹿市の後藤さん、そして6月からは伊賀市の児島さんが加わって下さいます。お二人ともお歌を詠まれた経験はないのですが、日本の文化に深く興味をお持ちになり、書道・茶道・華道も長く続けていらっしゃいます。

短歌は難しいと二の足を踏まれる方が多いですが、今年2月より参加下さっている中川さんは全くの初心者でしたが、すでにノートに幾首ものお歌をメモしていらっしゃるようになりました。短歌の定型をふまえ、音調の整うのも近いように思われます。歌を詠んでみようという気持ちと少しの熱意があれば歌はあっという間にでき上がります。下手は当たり前!
歌歴50年、60年の方と比べることなどナンセンスです。素晴らしい先輩方にご指導をいただき、また新しい方との出会いにわくわくしながら、ともに短歌のお勉強のできる場として青虹三重支部は活動しています。

「新青虹」5月号より

・大杉の幹にさす陽のいろすらもきよらかにして伊勢の春来ぬ(金丸満智子)

・米寿とふをみなとつとつ語りつつ奏づるピアノ軽くはづめる(井口慎子)

・ひとりごつ習ひを止めて画仙紙に写仏する手に春日さしつつ(山本浩子)

・湧きいづる暗き想ひは去りやらず原稿用紙は空しく白し(中川りゅう)

・捩れゐる太き幹には従はぬすはえ虚空にみづみづしけれ(中世古悦子)

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